システム運用管理

商品・サービス:システム運用管理

サーフラインは、開発したシステムをリリースするまでだけではなく、その後のシステム運用管理を重視し、安定稼働は元より、エンドユーザーのニーズの変化に柔軟に対応して参ります。

意外な落とし穴

サーフラインがシステム運用管理に力を入れている背景には、理念だけではなく経験則に基づくものがあります。この経験則は時には苦い思い出ともなっています。
エンドユーザーのローコストなニーズに応えるあまり、リリース後の予算を抑えたり、場合によってはカットしてリリースし、後になってそれが仇となったのです。
システムは作るときより、リリース後のシステム運用管理の方が重要、と言っても過言ではありません。
昨今はハードウェア、特にサーバーの性能が良くなり、高い耐障害性を持つようになりました。
しかし、日々のシステム稼働状況のチェックとメンテンナンスは、いくらハードウェアの耐障害性が高まっても不変に必要です。単にサーバーと各アプリケーションの稼働状況だけでなく、システムを動かすサーバーを支えるネットワークのトラフィックにも注意を払わねばなりません。これも、ハードウェアの耐障害性が高まったと言えども不変に必要です。尚且つ、今やネットワーク流量は10Gbpsや1Gbpsといった大きなトラフィックが主流になりつつあり、この部分においては現在のトレンドの方が神経を使うところにもなっています。ネットワーク、システムの監視・管理ツールアプリケーションも見やすく使いやすいものが次々にリリースされていますが、これらを単に導入するだけでは意味がありません。

今も昔も、システム運用管理そのものの基本は変わっていません。
システムリリース後の運用管理が企画開発時の意外な盲点、落とし穴になることが多々あるのです。

忘れてはいけない大切なこと

システムを導入したものの、「運用がうまく回らない」という大きな悩みを抱えていらっしゃるユーザーに無数に直面してきました。その理由を伺うと、大多数のユーザーが、“システム改修費用”でした。
システムは導入して終わり、ではありません。十分に検討し仕様を確認していたとしても、市場背景や業務の変化、場合によっては法などの制度が変わり、仕様、機能を変更したい要望は発生し得るものです。また、単に、「使い勝手が悪い」というシステムユーザーの要望や、使っていくうちに出てくる、「こうすればもっと効率が上がる」というニーズも出てくるものです。例えば、少しのインターフェイスの変更、データ検索条件追加、機能ボタン追加などがあります。
これらのニーズのほとんどは、軽微なシステム改修で済むものです。

「リリース後のカスタマイズ」の必要性は忘れてはならない要素です。
サーフラインは、このユーザーニーズに応えるべく、システム運用管理のメニューの中に、カスタマイズを含めました。
当然のことながら、システムスケールや運用方法により、システム運用管理費用は変動して参りますすが、この点はシステム企画・提案の際にご相談、調整させて頂きます。

システム運用管理|サービス詳細

※下記のサービス内容は概要となっております。契約内容詳細はお打合せにて確定致します。

インシデント対応

システムの企画・開発時に、万全にセキュリティを考慮しておりますので、危険性、脆弱性は低いシステムをご提供させて頂いておりますが、昨今話題となっております、アノニマスなどのネットワーク攻撃、DDoS などのインターネットを経由した攻撃、コンピューター・ウィルスの感染などを完全に防ぐことはできません。
インシデント発生時には、電話1本で即対応させて頂き、まずはセキュリティ被害の拡大、拡散を防止に全力を尽くします。さらに、リモート対応しながらオンサイト対応の手配、準備を同時並行で実施し、速やかなインシデント対応サービスをご提供しております。
また、インシデント対応完了後、事態の収束後にはインシデント発生の理由、状況から今後の対応策までを纏めたレポートを作成、エンドユーザーとのミーティングの場を設けて説明させて頂いております。
尚、サーフラインの自動監視・管理システムにより、インシデント発生をエンドユーザーより早く察知することも少なくありません。この場合でも、エンドユーザーに速報し同様のスピーディーな対応を致しております。

障害対応

システムの運用に支障が生じた場合、電話1本で即対応させて頂いております。まずは、リモートでシステムにログイン、障害箇所の切り分けを行います。その切り分けの状況、内容に応じてオンサイト対応の手配、準備を実施致します。
障害対応に関しては、ハードウェア及びソフトウェアメーカーないしはベンダーのバックエンドサポート体制を構築済みです。
障害対応完了後のレポート作成や、その後の予防策などのコンサルティングも対応させて頂きます。

オンサイト定期メンテナンス

サーバー等のハードウェアは定期的な目視によるチェックは欠かせません。例えば、サーバーのエアフィルターの清掃などの些細な事でも、物理的なメンテナンスを怠ると障害を引き起こしやすくなることは明白です。リモートメンテナンスが主流の今日ですが、オンサイトメンテナンスは重要です。
サーフラインは、システムスケールとユーザーニーズに合わせて、月1回から3ヶ月に1回程度の範囲内でオンサイト定期メンテナンスをシステム運用管理のメニューとして実施しております。

オンサイト定期メンテナンスの際には、メンテナンス結果の報告等のミーティングを開催させて頂いております。このとき、システムリリース後の稼働状況、ニーズなどのヒアリングを合わせて実施し、システムカスタマイズのご対応を致しております。
また、何よりも顔を合わせてのミーティングは、サーフラインとユーザーのコミュニケーションの貴重な場として大切だと考えております。

自動監視・管理システム

 PING送信によるシステム死活監視、ディスク故障などの障害検知は24時間365日、サーフライン・データセンターの監視サーバーより実施するシステム運用管理メニューです。PING送信間隔、監視時間帯、アラートメール送信先などは自由に設定可能です。
システムのログ、サーバーのCPU負荷率、メモリ使用率、ディスク仕様領域、スイッチのトラフィックなどの各種データを管理するシステムはユーザーからの閲覧の他、サーフラインがシステムスケールに合わせてデイリー、ウィークリーなど適宜目視でチェックし安定稼働をサポート致します。

ソフトウェア・アプリケーション等バージョンアップ

ソフトウェア・アプリケーションのバージョンアップ作業もシステム運用管理の中では重要な点です。
ただ、メーカー等からバージョンアップの通知が着たからと言って、やみくもに適用するのはリスクが伴います。
サーフラインでは、事前に調査、検証した上で、バージョンアップ作業を実施致します。尚、検証の結果、バージョンアップを見送ることも出てきます。その際には、その理由を十分に説明させて頂いております。

コンサルティング

システム運用管理に欠かせない専任スタッフによるコンサルティングのみならず、対向機器や関連システムのリプレースや拡張、新規導入などのコンサルティングにも柔軟に対応させて頂いております。特定のメーカー、ベンダーに固定されず、競合製品、競合サービスの引き合いもサーフラインで一括してご提案し、第三者的で公平なコンサルティングをご提供できます。
システム運用管理の延長線上にあるものもコンサルティングサービスとしてご活用ください。